product製品紹介 / 実績

「漆の力」プロダクト

天然漆の光学特性と多層構造を応用し、幅広い領域で製品化。

天然漆の光学特性と多層構造を応用し、建築内装からモビリティ内装まで幅広い領域に対応するために開発された高付加価値仕上げ製品です。
「漆の力」を5つの特性(力)に分けてご紹介します。


漆の力
01. 琥珀色 / 透過

1. 漆の力 琥珀色 / 透過1

1. 漆の力 琥珀色 / 透過2

「満開の桜紋」三連 Rhus プロジェクト

漆はうるしの木に傷がつくことで出てくる2液性の樹液です。傷をふさぐかさぶたの役割をし、漆が持つその特性、透明性・深み・反射制御・耐久性を再構築し、空間において高い審美性と独自の存在感を発揮します。

特徴 漆の硬化は13年間続くといわれています。設置する環境にもよりますがその間琥珀色に変化していきます。
仕様 ガラス自然紋/天然漆 銀箔
自然紋種類 桜紋
詳細 本作は3枚のガラスを並列させて構成しています。制作時、漆が生み出す自然紋は毛細管現象によってガラスの境界を越えて連続し、三枚でありながら一枚の景色として立ち上がります。
さらに大判の作品では、10枚のガラスをタイル状に分割することで、輸送や設置の負担を大幅に軽減できます。
開発技術元 Rhus プロジェクト制作(デザイナー依頼による制作・施工事例)
1. 漆の力 琥珀色 / 透過3

設計・デザイン PDC - Product Design Center

仕様 アクリル自然紋/天然漆 銀箔
自然紋種類 桜紋
開発技術元 Rhus プロジェクト制作(デザイナー依頼による制作・施工事例)
Rhus プロジェクト製品はDucoの開発技術のもと、福井県越前、石川県山中、石川県輪島、長野県平沢の職人で構成されているRhusプロジェクトメンバーで制作しています。
1. 漆の力 琥珀色 / 透過4

宝飾店ディスプレイ台 アクリウリル 特許取得済

共同開発 有限会社北口プラスチック
(共同特許申請済)
アクリウリルは漆とアクリルの性質を利用して誕生した透き通る漆の材料です。アクリルとアクリルの間に漆を接着剤として挟みました。産地別に漆を使用することで琥珀色のグラデーションが実現します。
アクリウリルは通常の漆の加工が可能です。ブロックは100㎜×100㎜×1000㎜以下で制作しております。

漆の力
02. 光との組み合わせ

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床の間「扇桜」Rhus プロジェクト(作品背後の部屋照明 点灯/消灯)

背面照明と漆を融合させることで、光と素材が呼応する表情豊かな面を実現しました。
消灯時には漆の深い質感が空間に静けさを与え、点灯時には内側からにじむ光が幻想的な奥行きを描き出します。
この特性は、モビリティの照明やホテルのロビー、客室空間に高級感と安らぎを添えます。

床の間の反対には個室があり照明をつけたときと消したときの表情が変わる設計となっています。背景の漆黒は裏面の照明をつけることで赤黒い溜め色に変わります。

仕様 ガラス 天然漆 銀箔
自然紋の種類 桜紋/樹皮紋
詳細 光との組み合わせにおいては、照明の点灯・消灯、光の種類や色はもちろん、必ずしも作品に直接光を当てる必要はありません。 箔は、古来より金屏風や銀屏風がわずかな明かりを反射して空間を照らしてきたように、控えめな光環境の中でもその存在を発揮します。 Ducoの製品を適切に配置することで、作品が周囲の光をやわらかく拾い、空間にほのかな明るさと表情を添えます。
設計 浜田デザインワークス 
伊勢丹三越 ウインドー 設計デザインセンター

PDC - Product Design Center

自然紋の種類 桜紋
特徴 ウインドウ展示台にアクリル自然紋を施し、内部から照明を当てることで、漆は赤黒い色調を帯びます。 照明を昼白色に切り替えると、漆はオレンジ色に近い温かみのある色へと変化します。 また、漆は青色光を受けると背景が黒く沈み、光を透過しない特性を示します。

漆の力
03. 三遠(さんえん)の奥行
平面を超越する、ミクロ視界

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菊紋「まほろび」相模原市コンソーシアム加速化支援事業プロジェクト

東洋画の視法「三遠」の概念を漆の積層で表現。わずか数10μの塗膜の中に、山々の重なりや霧の深さを感じさせる圧倒的な立体感を生み出します。限られた車内空間や都市部の空間に、数値以上の広がりと精神的な奥行きを付与します。

東洋絵画には、空間の奥行きを捉えるための独自の概念として「三遠(さんえん)」があります。
これは、対象をどの方向へ“遠ざけて”見せるかによって奥行きを描き分ける技法で、
高遠:上方へ抜ける奥行き
深遠:画面の奥へ沈む奥行き
平遠:横へ静かに広がる奥行き
の三つから成り立っています。
西洋の一点透視とは異なり、視点を固定せず、複数の視点を重ねることで“時間を含んだ奥行き”を表現するのが特徴です。

立体製品では、素材の重なりや光の反射が複数の視点を生み、三遠のような多層的な奥行きをつくり出します。
ガラス蒔絵製品では、ガラスの前後に蒔絵を描くことで、金属粉の輝きが重なり、見る角度によって表情が変わる“時間を含んだ奥行き”が現れます。
漆が自ら生み出す自然紋の中にも、箔や漆の透明感で光の吸収を変化させて限られた面の中に深い景色が立ち上がります。
Ducoの製品は、東洋の三遠が育んだ「狭い空間の中に無限の奥行きを見出す感性」を現代の素材と技術で再解釈し、静かで深い世界観として表現しています。

素材 ステンレス・天然漆・金箔
詳細 立体、蒔絵技法、自然紋、それぞれに宿る三遠の表現。狭い空間で培われた遠近法の感性で、独自の世界観を創ります。
この三遠の感性は、広大な空間を写実的に描くためではなく、限られた画面の中にどれだけ深い世界を宿せるかという、東洋特有の美意識から生まれました。
「三遠」の東洋的な奥行きは、Ducoのものづくりにも深く通じています。
プロジェクト 相模原市コンソシアム加速化支援事業プロジェクト
  さがみはら産業創造センター
富士工業
オプトデザイン
青山学院大学
株式会社Duco

漆の力
04. 伝統蒔絵
受け継がれる物語を、現代の機能へ

「枝垂桜」光学ガラス Rhus プロジェクト

千年の歴史を持つ蒔絵技法を、現代の建築部材やインテリアに実装。職人の手仕事による繊細な美しさと、Duco独自の耐久技術が共存します。一過性の装飾ではない、企業のアイデンティティやブランドストーリーを象徴する、唯一無二のアートピースとして機能します。

蒔絵は奈良時代に始まり、平安・室町・江戸と発展してきた日本独自の装飾技法で、漆で文様を描き、その上に金・銀・錫などの金属粉をまいて定着させることで、光の角度によって表情が変わる立体的な輝きを生み出します。 特に江戸時代には高度な技術が確立され、世界でも類を見ない精緻な美術工芸として評価されてきました。

仕様 素地|チタン鋼板/光学ガラス
蒔絵|天然漆/チタン粉/金粉/銀粉/プラチナ粉
詳細 チタンの鏡面や光学ガラスに、伝統的な蒔絵技法を施した製品です。

チタンに伝統的蒔絵技法を施すことでチタンの鏡面性に光が跳ね返り、漆を通して琥珀色に輝き、金属粉の輝きが重なり合うことで従来の蒔絵にない奥行きを実現します。

光学ガラス蒔絵では更に映り込み、万華鏡のごとく蒔絵が重なり、幾重にも模様が現れます。
本製品には、蒔絵の技術をふんだんに取り入れ、細部に至るまで職人の手仕事による精緻な表現が施されています。
協創開発 株式会社 オハラ
Rhus プロダクト

漆の力
05. 塗膜 / チタン蒔絵の磨き
強靭な技術と、官能的な手触りの融合。

漆の力 塗膜 / チタン蒔絵 メイン

「三遠の藤」Rhus プロジェクト

最先端素材であるチタンに、漆の塗膜と緻密な「磨き」を施したハイブリッドプロダクト。金属の冷徹な強さと、漆の吸い付くような人肌の触感を両立させました。過酷な環境下での耐久性が求められる高級車や航空機の内装において、究極のホスピタリティを体現します。

素材 チタン鋼板/天然漆
協創開発 東京ステンレス研磨興業株式会社、株式会社日本製鉄