日本の文化は古くより四季を重んじ、衣食住も季節と共にありました。
また、日々の暮らしの中では、狭い部屋を美しく快適に過ごせるよう創意工夫を凝らして来ました。
それらの季節感や創意工夫が日本の生活文化となっています。
小さな窓から四季折々の景色を“覗く“という楽しみ方、
障子に映る影や部屋に延びる光など、
細かいところまで計算し尽くした遊びのデザインが息苦しさを和らげ、人々に笑顔をもたらしてきました。
当社が異業種他社とともにステンレスを加工して制作している2つのライトはまさに日本発信の美しいあかりです。
名前の由来である繆繆(ぼくぼく)という言葉は、『悠然としていながらも、つつましく美しい様子』を表し、まさに、優雅で、ほんのりとつつましく、美しいあかりを実現しています。
器具から発せられている優しい明かりと共に、壁や床に反射した明かりを様々に楽しむことができます。
内側に施した漆・金箔・色箔が見る位置や角度によって様々な色や形に見え、ほんのりと、美しく、そして遊び心あるデザインとなっています。
「まほろび」は、“最も美しい景色”を意味する“まほろび”の中に光を宿すという意味を込め、
「舞」は照明器具の前で左右に目線を変えると「舞うようにデザインが動く」ことから名前をつけています。
手前の模様を通して中を覗くと、奥の模様が大きく見えます。
これは日本特有の遠近法の使い方によるもの。
遠くの景色と近くの景色の効果を活かすことで、お茶の文化で培われた独特の小宇宙を作り出します。
インテリアに調和したアートを選ぶとき、絵画は時にに嗜好性や主張が強くなることがありますが、「自然紋」は、紋様の動きそのものがアートとなり、
どのようなインテリアにも共通した自然界の存在感を放つことができます。
写真左の2枚は絵画、右端は「自然紋パネル」
自然紋から発せられるあたたかな”香り”…、
視覚から味覚への導き…、
「美味しい空間」を演出します。
“揺らぎ”には力強いエネルギッシュな揺らぎと人の気持ちを穏やかにする癒しの揺らぎがあります。
漆によるゆるやかで優しい揺らぎによって静かな空間を創ります。